ARO協議会第12回学術集会 in 千葉にて共催セミナーの開催と企業ブースを出展いたします。
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第25回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2025 in 大宮 にて共催セミナーの開催と企業ブースを出展いたします。


9月14日(日)・15日(月·祝)に開催される「第25回CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2025 in 大宮」において、下記の通り共催セミナーの開催と企業ブース展示を行います。
今回の共催セミナーは、医療機関主体のDCTというテーマをメインに徳洲会グループ未来医療研究センターの松井様にグループ病院ならではの大規模な医療ネットワークを活用したパ―トナーサイト型DCTというテーマでお話しいただきます。
次に、元デジタル庁、Retty出身のBuzzreachのIT統括本部責任者の内野より、プラットフォーム開発という観点でシステム開発者側の目線で、どのように『モノづくり』を行なっているか、治験現場と共創するDCTプラットフォーム開発というテーマで 医療機関発想の課題解決と運用最適化の観点でお話しさせていただきます。
そして、パネルディスカッションは豪華な顔ぶれになっており、今回のDCTプロジェクトの治験実施施設である徳洲会グループ未来医療研究センターの松井様、済生会グループの大山様、治験依頼者であるアストラゼネカ前様、CROのIQVIA金子様、BuzzreachよりIT統括本部責任者の内野にご登壇いただきそれぞれの目線でお話をいただきます。
展示ブースでは、久々のご当地パンノベルティが復活!そしてStudyWorksにも実装予定のAIエージェントをテーマに『体験!AIエージェント』と題して、”皆様の普段の実務をAIエージェントでサポートするとどのようになるか”を体験いただく予定です。
ブースにて皆様のご来場ををお待ちしております。
■ご当地パンノベルティについて:
「ちちぶ学給のコッペパン」は埼玉県秩父市にある「秩父学給パンセンター」が作っているご当地パンです。基本的に学校給食向けのパンを作っているところですが、一般向けの商品も作っていて、秩父市内のスーパーなどで買うことができます。



■共催セミナー詳細セミナータイトル:
医療機関主体のDCTが変える日本の治験構造 ~医療機関×依頼者で共創する未来のスタンダードに向けて~
詳細:9月14日(日) 12:20~13:20 第2会場 (ソニックシティホール 2F 小ホール)
座長①:大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 臨床研究センター 浅野 健人 先生
座長②:株式会社Buzzreach 代表取締役CEO 猪川 崇輝
演者:徳洲会グループ 株式会社 未来医療研究センター 事業推進本部 治験推進部 松井 優実 様
演者:株式会社Buzzreach IT統括本部 ジェネラルマネージャー 内野 友明
演者:アストラゼネカ株式会社 研究開発本部 臨床開発統括部 前 雄子 様
演者:IQVIAサイトソリューションズジャパン合同会社 サイトソリューションズ事業部 金子 信太郎 様
演者:社会福祉法人 恩賜財団 済生会 共同治験推進室 大山 彰裕 様
演題1:大規模DCT導入への挑戦 ― 現場が向き合った準備と課題解決のリアル |
近年、治験を取り巻く環境は急速に変化し、患者中心かつ効率的な臨床試験モデルが求められています。こうした中、徳洲会グループでは、治験依頼者と連携しながら「グループ病院ならではの大規模な医療ネットワークを活用したパ―トナーサイト型DCT(分散型臨床試験)」の導入に取り組んでいます。
従来、治験を多施設で実施する際には、症例集積のために多数の実施施設を立ち上げる必要があり、関係者の調整やCROコストなどの負担が大きな課題となっていました。今回、徳洲会グループでは、病院or施設間のネットワークと連携体制を活かすことで、同じエリアで実施施設を絞ったDCTスキームを構築し、治験依頼者のコスト圧縮に寄与する新たなモデルの実装に挑戦しています。
さらに、DCT特有の業務管理や情報共有に対応するため、医療機関起点での新たなデジタルプラットフォームを導入し、導入したことによる煩雑化した業務負荷や管理工数の大幅な削減にも挑戦しています。 本セミナーでは、デジタル技術を活用しつつ、医師やCRCにとっても業務負担を最小限に抑えながら、患者が参加しやすい環境をいかに整備してきたか、その準備プロセスや課題、そして運用開始に至るまでの実践的な取り組みを医療機関目線でご紹介いたします。特に、複数のパートナー施設が連携する中で直面した調整・運用課題と、その解決のために行った工夫について、現場の視点で具体的にお話しします。本プロジェクトは、治験依頼者が目指す「症例集積性の向上」や「従来型治験実施体制モデルからの脱却」といった方向性のもと、シングルIRBやFMVといった制度的枠組みにとどまらない、新たな治験エコシステムの実現に向けた取り組みでもあります。医療機関として、依頼者とより近い距離で協働し、持続可能で価値ある治験モデルを共に共創していくための、第一歩となる挑戦です。 これからDCTの導入を検討する医療機関や関係者の皆様にとって、実践的なヒントと課題意識を共有できる機会となれば幸いです。
演題2:治験現場と共創するDCTプラットフォーム開発 ― 医療機関発想の課題解決と運用最適化の挑戦 |
現場で機能するDCT運用の実現には、テクノロジーの導入だけでなく、「医療機関(現場)が本当に使えるかどうか」という観点での設計と実装が不可欠です。今回、私たちITベンダーは、徳洲会グループが推進する医療機関主体のDCT導入において、現場の運用負荷軽減と情報共有の効率化を実現するためのデジタルプラットフォーム開発・導入支援を担当しました。
本セッションでは、単なるシステム提供ではなく、医療機関と密に連携しながら「実際の業務フローに即したデジタルツールとは何か?」を問い続けたプロセスを共有します。特に、DCTに特有の「施設間連携」「患者遠隔対応」など、従来の治験とは異なる要件に対して、いかに実務レベルで機能する設計を行い、短期間で現場に実装できたのか、実例を交えて紹介します。
デジタル導入=現場改善とならないケースも多い中で、私たちが現場と共創した“DCTが根付くためのデジタル戦略”を共有し、今後DCT実装を検討する関係者にとってのヒントをお届けできればと考えています。
パネルディスカッション:医療機関×依頼者で共創する日本型DCT〜未来のスタンダードに向けて行う環境整備とは〜 |
当パネルディスカッションでは、医療機関主体で運用する日本型DCTをテーマに治験実施医療機関、パートナーサイト、治験依頼者+CRO、DCTプラトフォーマー(ITベンダー)、そして患者目線を軸に、どのように今回のDCTモデルが作られていったのか、1施設2000例のフルDCTモデルの立ち上げ経験を持つ大阪大学浅野先生とBuzzreach猪川がモデレーターを務め、当該プロジェクトを通じて各ステークホルダー毎の目的や課題、発見など生の声をお届けします。
展示ブースについて:当社ブースは展示会場入って左手一番手前になります

開催概要
会議名称:第25回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2025 in 大宮(https://www.ctpf.or.jp/crc2025/)
会期:2025年9月14日(日)・15日(月・祝)
会場:大宮ソニックシティ 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7-5
会議代表:秦 友美(国立がん研究センター中央病院)
テーマ:CRC と臨床試験の未来 ~国際化とプロフェッショナリズム~
参加者数:約2,800名
主催:一般財団法人 臨床試験支援財団
後援:文部科学省、厚生労働省
運営事務局:株式会社キョードープラス 〒700-0976 岡山市北区辰巳20-110
TEL:086-250-7681 FAX:086-250-7682 E-mail:crc2025@kwcs.jp